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福岡市美術館にて開催中の展示会に行ってきました。
7月から開催されていて、前売りチケットを買っていたんですが、あまりの暑さに行く気力もなく
あと、夏休みだと混みそうなので〜…となかなか行かずに気づいたらもう9月!
もうすぐ会期終了も迫ってきた先週、いきました。

夜間チケットを買っていて、金〜土曜日の18時から入れるという少しお安いもの。
この時間なら、混雑も少なそうだな〜と思いまして。

自転車で25分ほどでアクセスできることもあり、涼しくなってきたタイミングで行ってみました。

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大濠公園は、夕日がきれいな時間帯。やっぱいい公園ですね〜。

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自転車置き場から反対側ですが、せっかくならと公園側からのエントランスから〜。

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有名な『ラディアント・ベイビー』というモチーフがメインビジュアルになっています。
訳すると『光る赤ん坊』だそうです。見慣れたモチーフですが、赤ん坊だったんですね〜。

福岡市舞鶴にもキースのストリートアートがあります。
景観賞も受賞しているものだそうです。

31歳という若さでHIVによる合併症でなくなっています。
彼のアートはわかりやすいキャッチーなモチーフで、核廃絶やLGBTQコミュニティを肯定するメッセージを描いたり
子供のためにたくさんのワークショップを行ったり、80年代の華やかなクラブカルチャーど真ん中のアートシーンで
活躍してた方ですが、メッセージはすこく社会派でかなり真面目なものが多いです。

シルクスクリーン作品がほとんどですが、原画なので、やっぱり見ると感動しました!
レイアウトやディスプレイもネオンカラーを使っていたりやっぱりポップで可愛いです。

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最初は治安の悪いニューヨークの地下鉄の開いた広告欄に貼られていた黒い紙に白いチョークで
ほんの2〜3分ほどでグラフィティを描く、という活動をやり始めて、そこから注目を浴びていったようです。

彼の見た目もなんだかポップで可愛らしいですね。

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彼の作品は壁画が多いのでとにかく大きいものが多いです!
これは5mくらいある写真にペンキで描かれた作品です。
(写真の撮り方が寄りすぎて大きさがわからなかったですね汗)

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有名な犬のモチーフ。立体でこれも可愛いです。
カラフルなイメージですが、モノトーンの作品も素敵ですね〜。

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『アンディ・マウス』というアンディーウォーホルとミッキーマウスを融合した作品。

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個人的にはこの作品好きです〜。頭の中に楽しいことがたっくさん詰まっている〜!

子供に読書を勧める啓発ポスター。

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このピンクの三角形モチーフは、ゲイの人を識別するためにナチスが収容所の人の服に着けていた印から始まり
そこから転じて、その後はLGBTQを肯定するモチーフとして使用されるようになったそうです。

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エイズを発症し、闘病中に17点の連作として描かれた作品だそうです。
ディスプレイがとても斬新ですね!

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広島の核廃絶ポスターなども手がけています。



子供向けの絵本のための連作のようですが、文はなくそれぞれの心の中に物語を作れるような作品にしているようです。

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個人的に好きな作品。初めてみました〜。ブルーとレッドを印象的に使った作品たち。

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有名なモチーフ。いろんなグッズにも使われていますね〜。

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本人の子供の頃の写真もレイアウトされている可愛い作品。

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観にきてるのは若い方がかなり多かったです。土曜の夜、という時間帯もあるのかな?

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この照明、すごく好きです〜。この辺りは以前のインテリアのままきれいに残してくれているので
いい設計だな〜雰囲気あっていいなぁ〜と思いながら帰りました。

夜の美術館はさらに素敵です。

お土産は『アンディマウス』のクッキー缶。可愛くてニヤニヤします〜。
福岡市立美術館は、新しくなってから夜も営業してくれているので、またこの時間を狙っていこうと思います〜。

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週末の夜、おすすめです〜。


オオイシ


おはようございます。



昨日、あまりに内容が濃すぎて長くなったのと、写真は20枚までと決まっていたので(知らんやった汗)
2部に分けました。

さて、続きです。



メインの会場だけでなく、15号館3Fにも展示がありますよと言われ、ガラスの渡り廊下へ。
ここ、夏通るとめちゃくちゃ暑いんですよね〜。
夕方なのに、少し熱が残るこの空間。生徒作品の胸像などが並びます。

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ミントデザインズのお2人が客員教授として、課題を担当されています。

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課題作品は、初回にレクチャーを受け、その後授業はなく
途中で『リサーチブック』と題されたノートを基にチェックを受けるようです。

高校生が展示を見ていました。どこの制服だろ?

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在校生の作品が3つ展示されていました。消火器格納庫と書かれた謎の服 笑(男性生徒のようです)

出来上がった作品だけでなく、興味深かったのは
この展示されていた『リサーチブック』

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一冊のスケッチブックに、リサーチしたことや頭の中にあるイメージを第三者が見ても理解できるように
言葉やデザイン画、雑誌の切り抜きなどで可視化させ、その過程を全てとどめたものです。

このノート自体が本人の想いが溢れる立派な作品で、むしろ出来上がったお洋服よりもこちらに目が行きます。
やっぱりアナログなものって、好きです。

洋服ってどうしてもアナログなもので、生地を選び、縫い合わせ、身体に纏うものなので
いくつになってもときめきます。

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一人だけ感想ノートを置いてましたので
近くで見ている人もいなかったのもあり、思う存分感想を書いてきました。

特にじっくり見たのが、この方。
もう卒業生のようですが、数冊にわたる『リサーチブック』に感動しました。

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建築や写真にも興味がある方のようで、時間経過で変わる影の表情をまとめたり
カーテンウォールに当たる光の表情にコメントを寄せてたり。

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自分が惹かれるものをまとめたページには『パース』の文字もありました。

出来上がった作品、それはそれで美しかったですが、この方の文字が魅力的で
ずっとページをめくっていました。


作品のタイトルは『soft Archtecture』

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試作としていろんな染色や刺繍などが施された生地や雑誌の切り抜きなどを貼り付け、
何倍にも膨れ上がったこのノートを両手でゆっくりと持ち上げながら
めくり進めるのはとても感動的でした。

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つまんだり、引っ張ったりしながら、布にいろんな表情を作っていました。

移ろいやすく、儚い一瞬を切り取る。
形のないものをとらえる。
といったテーマから作品を制作していったようです。


心に内包したものを、自分の文字で書き綴っていくのいいな〜ぁ。
どっかにこの方の写真ないかな〜と探しましたが、
残念ながら試着写真の顔のところにちゃんとシールが貼られていました。

この方は、ずっとデザインの仕事続けてくれるといいなと思いました。

卒業生でもう一人はこの方。

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幾何学模様を服のデザインに盛り込んでいました。
これは完全にアバンギャルドすぎて、もう少し日常への昇華が必要かなと思いました。
アイデアはとても面白かったです。

なぜか2人ともテーマカラーにブルーが入っていて、
ブルー大好きな私にはとても気持ちよく楽しめました。

今でもこうやって、スケッチブックから自分のやりたい事をまとめていく作業を
授業に取り入れているのはいいですね。残りますし。
人に見せるために作るというのも、気合が入ります。

ピーアンドエルで言うと、研修旅行のレポートがこれに当たるのかな?
…なんて。

そんな事を考えながら、とても充実した展示会場を後にすると
外はもう日が暮れて、出店も終わり、人もまばらです。

あ、ここ、中央会館。

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ここは変わらない。時計台もあった。ここでよく待ち合わせしてた。
1Fに学食があって、地下にはちょっとした文具屋さんとカラーコピー機があって。

こんな、日の暮れた秋の時間。
卒業制作してた時期、遅くまで学校にいたのを思い出す〜。

ぶらぶらと駐車場までの道すがら、中央の芝生広場ではバンド演奏中。

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なんかエモくて。あ…目に水が。

この右側にそびえ立つ1号館。ここは経営学部などがメインの校舎です。

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大1〜2年の頃は、実習以外の座学も多く、ここでいろんな授業を受けていました。
いわゆるイメージしやすい大学の風景です。
階段状の大きな教室の長机に好きに座り、ノートをとり、たまに寝る。

座学って眠いですよね。

この頃は『出席カード』っていう単語帳サイズのペラペラの色紙に
学生番号と名前書くだけだったので、遅刻や欠席しても友達に頼んで
お互いに出席を取ってもらったりと適当でしたね。
今だったらちゃんと全部受けたいです笑

あ〜懐かしい。

広場の上からの景色。こんな広場、在学中に欲しかったな〜。

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四半世紀前の記憶だと、1号館の大階段を降りてこの景色はどんなんだったっけ?
もう、思い出せない〜。右には造形短大の芝生広場があったような。
ケータイもなかったので(写るんですが流行ってた)写真もないし〜。

誰か、この頃に九産大に通ってた方、教えてください笑

ちょっとした私小説くらいのボリュームになってしまいましたが
長文、お読みいただいて、ありがとうございました!


オオイシ





こんにちは。

秋も深まりつつありますね。
仕事が、なかなか動き出しません〜。
あとのスケジュールが詰まっているのでちょっと焦り始めた今日この頃ですが
じっとしててもしょうがないので、最近のインプットを放出していこうと思います。

デスクワークが基本なので、どうしても家にこもりがちなんですが
10月半ばくらいからの陽気に誘われて、近場ですがいろんな場所に出かけています。

ずっと気になっていた展示会がありました。

『ミントデザインズ 大百科』

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このフライヤーは、2022年に青山のスパイラルガーデンにて行われた展示のものです。
待っててよかった〜あ。福岡でも規模は違いますが観れるなんて!!

ブランド創立20周年を記念して、去年の6月から東京を皮切りに全国を巡る展示会です。
デザイナーの2人は、ほぼ同世代です。

ミントデザインズといえば有名なのはこの『ドール』というシルエットデザイン。

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『HAPPY MISTAKE』というブランドコンセプトを持っていて
制作中に偶然生まれる、一般的にミスといわれるものもデザインに活かし、アップグレードしていくそうです。
最初に考えていたイメージからズレたところに良さが生まれることも多い、とのことで
面白い制作プロセスですよね。

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公式パンフレットも、可愛いです。ビビットなイエローが素敵。
パンフも表紙がゴムバンドで止められていて、こだわりが詰まっています。

9月中旬から開催してたにも関わらず、場所がちょっと遠いのもあって、なかなかサクッと動けずにいたら
気づくともう終わりがけでした。

やばい、この日に行かないともう動けない!と思ったのは11月3日。
調べると九産大は『香椎祭』の初日。

これは人が多いかも〜、と少し時間をずらして昼すぎに出かけました。
普段は16時半までの入場ですが、偶然にも金曜日は19時まで空いてるとのことで(ついてる〜その1)

南区からは3号線へのアクセスがバイパスのおかげで随分と楽になりました。
新しくできた『大楠アリーナ』内にある無料駐車場に車を停めました。(ついてる〜その2)
卒業後に随分と立派な体育館ができたもんだ。暮れかけている夕日が映って綺麗です。

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1号館から少し距離のある芸術学部校舎まで歩きます。

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在学中のメインの校舎は、ここ16号棟でした。

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卒業後、改装したようですがエントランスの雰囲気はそのままです。
1Fには灰皿があり、生徒たちがモワモワとタバコ吸ってました。
今では考えられないですよね〜…。

15号館の1Fにある美術館。
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香椎祭の開催中は、入場無料でした。(ついてる〜その3)
まあ、普通でも破格の200円ですが。

卒業後に建て替わったこの校舎。
在学時はこんなおしゃれな15号館ではなく、油絵具の匂いが漂っていましたよ。
まあ、匂いも込みで芸学の思い出です。

展示会場はほとんど人もいず、ほぼ独り占め〜。

デザイナーの勝井さん、八木さんのインタビュー映像が流れる中、進んでいくと
デザインの基になったいろんなプロダクトの展示。

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ミントデザインズのテキスタイルは、可愛さの中に、幾何学的・数学的というか、
アーバンな雰囲気が漂います。

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セントラル・セント・マーチンというロンドンの総合芸術学校で学んだ二人は
そこで出会うのですが、クチュールのテクニックを追求するのではなく
カルチャーを感じられるものを、服を通して表現したい気持ちが強かったそう。

確かにカルチャーを感じるけど、古くならない洗練されたデザインで
アンディ・ウォーホルのシルクスクリーンを身に纏うような雰囲気もあります。
かたちがシンプルで生地が上質なので、ずっと着れます。
プロダクトとして完成されてる〜。

最初のプロダクトは、紙でできたボタン。

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現在もほとんどの服にこのボタンがつけられているそうです。
紙の風合いを残しつつも、劣化の少ないこのボタン。
ボタンから始まるっていいですよね。完全にデザインアイコンになっています。

ニットでいろんなものを包んでいます。
こんなアートな展示も素敵です。

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奥田染工場に20年分のシルクスクリーン原版が保存されているそうです。
会場にはその一部を展示しています。綺麗なグリーンの版です。

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2022年の展示会では、この20年分のコレクションのシーズン違いのデザインを掛け合わせたワンピースを
限定で作って販売したそうです。きちんとアーカイブ保存することでこういったアップデートもできるのですね。

アーカイブ、まじ大事です。

ワンピースコレクションがずらりとディスプレイされたゾーン。

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両側にもずらり。

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七分袖も可愛い。

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ほとんど同じ形で、デザインだけ違う。

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近くにいた知らない女性の方に、何故か『綺麗ね〜ぇ』と話しかけられました。
ここは人と感想を共有したくなる空間でした。

このワンピース、1着4万くらいします。それでも人気のデザインは全く買えなかったりします。

これ、好きだな〜。

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この中のデザインのものを、一枚だけ持っています。
また欲しくなっちゃうな〜。
今度東京行くし、お店に寄ってみよう。

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2Fは、20年分のコレクションのドレスたちが、ショーの映像とともに展示されています。

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は〜〜〜〜ぁ。眼福眼福。

その2に続きます。
明日朝更新です。

オオイシ




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福岡市科学館で開催中の
『ヨシタケシンスケ展(かもしれない)』に
娘+娘友達親子と一緒に行ってきました。

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日曜日だったので、混むだろうと思って9:30のオープン時間に会場に着きましたが
もうすでに結構な人の行列!!!

展示は、ヨシタケさんの日頃書き留めている小さな手帳(A6サイズ)の
原画約2,000点が壁一面に展示されているブースから始まり、(めちゃくちゃ小さいイラスト!!)
使っているペンはコピックの0.3mmサイズのペンだそうです〜。

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私もよく使っているペンなので、親近感が湧きます!

手のひらに収まるサイズで描かれたスケッチの数々。

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会社員を経験していた際に、気がつくと思ったことや愚痴などをイラストにして描いていたヨシタケさん。
周りの人に見られないように、すぐに手で隠すことのできるサイズで描いたのが癖になり、
今でも小さい絵を描くようになったそうです。

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ヨシタケさんは、学生の頃から造形作家としての勉強をされて
作品をたくさん制作されていたようでその立体作品も会場にたくさん展示。

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学生時代にはアート作品で『カールスモーキー石井賞』も受賞されています。


あとは、個人的にコレクションされているいろんなオブジェやおもちゃなど、

ヨシタケさんの頭の中をすこ〜し覗けるような可愛い品々が素敵に展示されていました。

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原画をジップロックに入れてそのまま展示、とかなんか可愛らしい。

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小さくシャーペンとかで書いてあるアイデアノートを大きく引き伸ばして
展示。
全部読みたいですが、子供はさっさと通り過ぎるので(子供は完成したものにしか興味ないですよね)
もっとじっくり読みたいな〜と思いつつも
子供が体験して遊べる仕掛けもたくさん!



りんごのボールを口に投げ込むと顔が変化するブース。



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『なつみはなんにでもなれる』のジェスチャーゲームできるブース。

お題のパネルを先に決めておいてからの子供の一生懸命のジェスチャーが面白い!

並んでいる人も楽しめる仕掛けです。

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定番の顔ハメコーナー。


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『つまらない顔をしてうつろう』というヨシタケさんのユーモアがきいたブース。



1番の驚きは『ヨシタケさんは基本的に着色をしない』という事実!!!

張り切ってコピックを一式買って試し塗りしたそうですが

編集者判断でデザイナーに一任しよう、となったようです。。。

才能は分業でさらに引き上げることができる、という!


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なので現在は線画で納品後、デザイナーさんが着色仕上げをするそうです。


10年前に買ってほとんど使っていないコピックたちも展示してます。


線画と着色が分業されている、というのは、うちの事務所とつながる部分もあって

クオリティを上げるのに一躍かっていそうです。



私も何冊か絵本を持っていますが、線画のデザイン性の高さはもちろんですが

色のセンスがとても素敵なんです!
あとは装丁や紙質、本の大きさなんかも絶妙で
普通のA4サイズの絵本より小ぶりで変形サイズのものも多いです。


この絵本タワー、可愛い。一冊づつの色使いの素敵さもわかりますね。



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大人が手元に置いておきたくなる絶妙なサイズ感なんです。


線がシンプルで計算されている(そして当たり前ですがめちゃうまい!!)ので

デザイナーさんが色つけするのも楽しい作業でしょうね〜。


このシンプルなイラストのおかげか、グッズ展開がとてもバラエティに飛んでいて
どれも可愛い〜。
大人も夢中になって買いすぎてしまうクオリティです。



ヨシタケさんの作品は、日常のあるあるを切り取りつつも、
そこからいろんな想像が始まり、
最後には少しクスリとしたり、ホロリとしたり。。。


2013年から絵本作家としてデビュー作『リンゴかもしれない』を刊行されてます。

今年50歳の、絵本作家としてはかなり遅咲きの経歴です。

サラリーマンとして、デザインの仕事を長くされていて、結婚して子供が生まれたことをきっかけに
絵本を書き始めて、
それが1冊目からブレイク!

本人が自分の経歴を振り返るブースやメッセージから

『人生は思った通りにいかないことも多いけど、まだどうなるかわからないから面白がろう!』といった

前向きな考え方が(たまには後ろ向きでもいいよ)滲み出ていて
とても元気になれます。



子供を見つめる大人の目線もリアリティがあって(たまにムッとしていたりイライラしていたり)

わかる〜〜〜と思いつつも、
子供はこんなふうに考えているのかな〜とか思うとクスッとします。



子供の動きって本当に面白いですよね。その切り取り方が優しくて思わず顔がほころびます。




ずっと気になっていた『このあとどうしちゃおう』という絵本を会場で購入しました。



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おじいちゃんが亡くなって、遺品整理で見つかった『このあとのよてい』がたくさん描いてあるノート。

そのノートを、孫のぼくが読んでいく、、、というストーリーなんですが

天国に行ったおじいちゃんが、生前とても楽しそうに今後の予定を書いている姿もグッときます〜。


こんな絵本を子供の頃に読んでいた娘が、大人になってまた感じることが変わるのかな〜とか
思うとワクワクするし、
子供と一緒にヨシタケシンスケさんの作品に出会えて良かったな〜と思っています。



ほぼ私と同世代のヨシタケさん。

今後の作品も、またいろんな変化をしていくのかもしれないので
楽しみにしています。



公式図録も辞書みたいで装丁が最高に可愛いです!



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どちらかと言えば、かつて子供だった『大人』にささる作品が多いおすすめの作家さんです。



2023年7月16日まで開催中ですので、ぜひ良かったらいかがでしょう〜。


東京では世田谷文学館という少しアクセスの大変な場所で開催されてたようですが

福岡はとてもアクセスのいい六本松なのでとても良かったです。


市の政策で、プラネタリウムも常設展も小中学生は今年度無料です!!

ありがたや〜。。。一日楽しめました!!

あなたの未来カードを一枚選んで持って帰りました。
娘のカードは『ミステリー作家』。

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私とママ友のカードは二人とも同じで爆笑しました〜。
この将来が一番嬉しいかもしれない。

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オオイシ





YouTube

2022/11/20(日)
YouTubeサイトにGIFアニメーションを2本アップロードしました〜!

ストーリー、作画は完全オリジナルで、BGMは、フリー音源を使用しています。



ストーリーと線画、コマ割りなど、fukazawaのアイデアで、

スタッフで着色と動画作成、音付けなどしました。

着色もファンタジーな世界観とのリクエストがあり、

夕景でエイジングされた絵になるよう着色しました。

未来のパースを描く仕事とは真逆で、おもしろい経験でした。


まだまだ未熟なところも荒いところも多々ありますが、

大きな心で見ていただけますとうれしいです。




制作するたびに、アニメーションの方々の凄さを感じています!!!




www.youtube.com/shorts/8kK0rI6vxh8




https://youtube.com/shorts/oYc2glfymuk?feature=share








fujiki




下北沢の旧小田急線の廃線跡地利用を見学に行きました。
本来この目的だったのですが、
たまたま通りかかったムーンアートナイト下北沢が面白かったので、
こちらのレポートにします。



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20220924_143133 posted by (C)ame



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跡地利用の場所でイベントの方が「間も無くお月様が上がりますよ〜。」の一言。
興味があったので一通り回った後で来てみるとかなり凄いものが、、。



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20220924_143546 posted by (C)ame




お月様と言うより衝突寸前の小惑星!。
10メートルはあろうかという球体の迫力に圧倒されます。
よくみるとクレーターも正確に表現されていて、
普段見れない月の裏側まで見る事が出来ました。
普段の月は遠くにあるので遠近感は感じませんが、
間近で見ると遠近感があり不思議な感じがしました。
真下で見上げると「地球生後の日!」はこんな感じなのかと想像してしまいます。

夜のイベントでは内部照明が点灯し本来の月のイメージが再現されるとか〜。
敷地には大きなウサギのオブジェが月見の雰囲気を盛り上げてくれます。
残念ながら夜まではいなかったので見れませんでしたが、
ネット配信で素晴らしい映像がありました。



#ムーンアートナイト下北沢




fukazawa





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