何とも大げさなタイトルですが、
ネット社会になり、
地方に居ながら全国の仕事をしていくと
色んな事が見えてきます。
私たちのパースも、
東北、東京、大阪、福岡、沖縄と発注を受けていますが、
同じ様な表現では対処出来なくなっています。
空の雲一つとっても、
その土地々では色も形も違いますし、
イメージ、雰囲気も多種多様です。
単純に言葉にすると難しいのですが、
東北の空には風に流れるグレー系の雲と空気感のある空。
沖縄の空には水蒸気の沸き立つ雲と抜ける様な青空。
実際に行ってみると、
なるほどと理解出来ます。
それに季節感と時間の関係。
それらが描く対象によって微妙に変化します。
以下実例
東北の空
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(C)ame沖縄の空
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(C)ame空の色は、地表のディテールに影響大です。
影の色や濃淡も変わってきます。
外国であれば尚更で、
外国のパースを見れば一目瞭然です。
目の色も影響するのか、
本当の事は分かりません。
物を見る目も、左右で微妙に暖色寒色に違って見えますが、
眼圧の差でそう感じるのか不思議です。
雲一つ取ってもこのように多種多様の表現があります。
パースに描かれるアイテムのすべてがその対象とすれば、
数限りがありません。
又、男女、年代、センスによっても違ってきます。
しかしこれらを状況によって描き分けて行くと、
その土地のパースに見えて来るのが不思議です。
プロポであれば、選定委員が地元の方であれ、
学識者であれ、共感されるものになります。
美的センスを追求する方法もあれば、
人の心に訴える方法もあります。
多様な表現の中から、
今回はどれにしようかな?と、
考えながらプロポと向かい合っています。
fukazawa
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