JAAA講演会

2014/12/01(月)
2013年のクリエーター・オブ・ザ・イヤー受賞者の講演会を
先日聞いてきました。



クリエーター・オブ・ザ・イヤーとは、日本広告業協会が主催する

一年間で最も優れたクリエイティブワークを行った人に表彰するものです。

そして、今年は、2013年に最も活躍したクリエーター7名が選ばれました。

最優秀賞者1名とメダリスト6名です。

まさにこの7名は、クリエイティブ・日本代表です。



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『クリエイティブ・日本代表。』の7名。


2013 CREATOR OF THE YEAR 1名

髙崎 卓馬さん/電通ーーーーー主なクリエイティブワーク「ドコモdビデオ」
2020年オリンピック東京招致映像「オランジーナ」ほか多数


2013 CREATOR OF THE YEAR MEDALIST 6名

塩崎 秀彦さん/博報堂ーーーーDAIHATSU MOVE「その進化は事件だ。」
               「だれスマ」「つけパンひたパン」
黒田 康嗣さん/博報堂ーーーー三井のリハウス「みんなの声鉛筆」
   南陽「日々と南陽」九州新幹線「アサ!ヒル!ヨル!福岡」
   産經新聞「透明新聞」
池田 伸一さん/ I&S BBDOーーーー日本フィルハーモニー交響楽団
「Japan Pill-Harmonic」「雪見だいふく」
茨城県日立市かみね動物園ZOO JEANS

八木 義博さん/電通
石山 寛樹さん/アサツー ディ・ケイ 
新沢 崇幸さん/TBWA\HAKUHODO
※講演された方のみ主なクリエイティブワークを載せました。




①お話がおもしろかったのは、

2013 CREATOR OF THE YEAR電通の髙崎 卓馬さん。

講演を聞いて、疑り深い性格が良い作品を生み出しているのかも。。。と思いました。



理由その1. 常に「その広告は必要か」と思っているそう。 

ロンドンオリンピックのときに、ロンドンの街がきれいだったそう。
それは、なぜかー。広告がなかったから。広告は本当に必要なのか、
常に自らに問い続けているそう。



理由その2. 嘘のない映像かどうか。 

九州新幹線のCMを見て、とても感動したそうです。
そこには、事前に打ち合わされていない、計算のない本物の映像があったそうです。
あそこにもここにも人がいるとカメラをまわしている様子がCMから
伝わってきて、参加者はもちろん撮影側も喜びに満ちあふれた映像で、
これこそが、人の心に届く作品なんだと思ったそうです。



理由その3. 多くの人は、暗黒面に落ちると思っているので、
      自分が今暗黒面にいないか疑う。

髙崎さんが思う、暗黒面に落ちいっている人とは・・・安易に納品する人/
自己模倣してる人(ほめられた(いいね!)作品をまたつくってしまう人)/
賞をとった人から「このコピーいいね!」と言われたら、
だめなんだ~と思うそう・笑


これを聞いてハッとして、
そして、自分を振り返り、暗黒面に落ちているのでは、、、と思いました。
これを聞いてから、頭の中が、暗黒面でいっぱいです・笑


またこんな名言も

「クリエイティブをやっている人は、いじわるな人が多い」
 深層心理を読んで戦略を考えるから、ということなのでしょうか。。。w

「脳を使い続ける」
 四六時中、休みなく脳を使い続けているそうです。
 常にクリエイティブのことを考えているから、洗練された作品が多く生み出され、
 日本代表的賞をもらっているんだと納得しました。

「人があきらめるものをやり、むずかしい選択を繰り返せば、人とは違うものになる」


髙崎さんは、2020年の東京オリンピックのクリエイティブ・ディレクター
として活躍される方なので、今後に注目です!





②一番笑えたCMは、

メダリストの博報堂の黒田康嗣さんのつくったCM。
この方、お話もおもしろかったです。

三井のリハウス/お家の「あるある!」をイラストでコミカルなCMにした
『みんなの声鉛筆』シリーズ。
家族それぞれが持つ家の悩みを21本の色鉛筆に見立て、
低温でくすくす笑えるテイストに仕上げられていて。
http://www.rehouse.co.jp






③一番アイデアがおもしろかったのは、

メダリストのI&S BBDOの池田 伸一さんのつくったCM2本。

日本フィルハーモニー交響楽団「Japan Pill-Harmonic」
人々のクラシック離れを何とかしたいと企画したキャンペーン
『JAPAN PILL-HARMONIC きくくすり』は、クラシック音楽が持つ医学的効果に着眼しクラシックをその時の体調に合わせ薬として服用してもらおうというコンセプト。


茨城県日立市かみね動物園
動物園の動物がつくった世界に一つだけのダメージジーンズ。
来場者数の減りつつある園に、動物たちに例えばタイヤやボールにデニム生地を巻きつけ、それで遊んでもらい、回収後裁断、縫製してダメージジーンズとして売り出してはどうか、という提案をし、一度テストでと、デニム生地を巻きつけたタイヤやボールを入れてみると、動物たちは、普段とは雰囲気の違いを察したのか、我先にとデニムを引き裂きにかかった。野生の猛獣たちが獲物に襲いかかるような迫力で、たまたま来ていたお客さん達も釘付けになって見ていました。





講演を聞くと、自分の仕事を振り返れたり、仕事のヒントになったりと、とても参考になります。
これからわたしも常に暗黒面に落ちていないか疑って
仕事したいと思います・笑




fujiki
18:15 No.697 その他 PERMALINK COM(0)

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