先週の土曜日、西鉄ソラリアホテルで開催された、
建築家隈研吾氏の講演に行って参りました。
講演タイトルは「場所の力」。
kumasan posted by
(C)ame会場は大勢の受講者で、満席でした。
前列はスポンサーである専門学校の生徒さん達が、
中列以降は招待者や一般の人達が座っていました。
なんでもこの専門学校が、
創立70周年になるということで、
その記念講演と、
現校長と隈氏が知り会いという事の、
繋がりだそうです。
一部は隈さんのお話、
二部はその校長と女子アナを交えたフリートーク。
そして生徒さん男女3名の質疑応答でした。
今まで私が見た建築家の講演では、
モニターを交えながら一方的に話しをして終わり、
というパターンがほとんどでしたが、
隈さんの講演は問いかける様に、
面白く判りやすいお話をしてくれました。
2月に再度福岡であるという事で、
内容はお楽しみとして、
専門学校生の質疑応答が面白かったので、
その一部を。
女子学生、
住宅メーカーに就職が決まっているのですが、
どういう気持ちで仕事に向き合えば良いのか?。
隈さん
住宅はやりがいのある仕事です。
住む人はこれからずっと住み続けるので、
施主の気持ちになって考えてみたら?。
男子生徒
私は土木の仕事をしていますが、
先生は土木をどうお考えですか?。
隈さん
土木は建築以上に大事な仕事です。
特に震災以降は再認識されています。
云々、、、君は将来どういう仕事をしていきたいですか?。
男子生徒
仕事の出来る男になります!。
(みんな、良い答えに感動。笑)
男子生徒2
私は異業種から建築の世界に入りましたが、
ハンデ等はあるのでしょうか?。
隈さん
異業種からの人は結構いますし、
良い結果を生む場合が多いですね。
(電機メーカーからの転入の私は思わずニンヤリ。)
若い人達の質疑応答に、
丁寧に答えてくれる隈さん。
スタッフには厳しいらしいけど、
答えに暖かみがありました。
人当たりの良い優しい語り口から、
あのバイタリティーは何処から出て来るのでしょうか?。
太宰府の小さなスタバから、国際的な仕事まで、
手を抜かずその場に合った、
建築を作り続ける建築家の話しを聞けて、
又やる気が出て来ました。
帰りにお土産で貰った作品集の本に、
隈さんのサインがあり、
またまた感動してしまいました。
DSC_0981 posted by
(C)ame建築から建築家の考えはなかなか見えて来ないのですが、
直に話しを聞く事によって、
更に建築が深くなって楽しめますね。
仕事にして本当に良かったと思いました。
fukazawa
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