前回、2回に渡ってレポートしていました、著作権の最終レポートです。
DSC_1672 posted by
(C)kayo実は、8月末にて結果が出ていましたが、
1ヶ月間じっくり考えて、自分なりの答えを出しました。
わたしの制作物(イラスト)の著作権扱いについて、
3つの申し入れと、回答を求めました。
ここでは、相手方が2社ありますので、分かりやすい様に、
最初にイラスト発注頂いた会社をーA社。
今回、そのイラストを掲載したパンフレットの会社をーB社
1、当初の発注時になかった、B社の広告物に使用されている。
2、今回、B社のパンフレットに使用されているイラストが、
無断で色変換されて、使用されている。
但し、現状で使用されているので、回収するリスク迄は求めない。
3、今後、B社が当イラストを使用する場合は、
事前に連絡をもらい、協議の上使用条件をきめる。
以上、3点です。
同上の申し入れに対し、下記回答を8/末に得ました。
以下、申し入れの番号の回答です。
1、当初の発注以外の使用については、イラストを渡したA社が原因。
2、回収迄は求めないとの事なので、期間終了にて一斉撤去します。
3、今後はA社以外では、当イラストは使用しない。
以上です。
実際は、2ページに渡る長文で、会社の公印が押された正式な経緯報告書であります。
結論をいいますと、A社からB社にイラストを提供した事に原因があり、
その非を認めるという内容になっています。
それから1ヶ月間考えたのは、
この申し入れをした事についてとの是非と、
この回答をどう判断するか、と言う事でした。
視点を変えれば、いくらでも反論は出来ます。
しかし、一介のイラストレーターが起こした、
著作権の問題で、大企業が真摯に回答を出したと言う事です。
これは自分の中では、大きな意味を持ちます。
それなりの社会に関わっている事を、
再確認させて頂きました。
それだけでも今回の事は、
私の中では大きな出来事でありましたし、
終わってみれば、
清々しいものがありました。
人と人が、直接話し合って出た答えは、
納得するものですね。
fukazawa
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